―――『エディボシ☆第〇回会合』  それは、この地球ではないハズ(?)の、きっとどこかの宇宙空間で執り行われている、意味不明の会合。 (ちなみに、書いた私が言うのもなんですが、自分自身でもよくわからない世界です) エディ「エディボシ☆」 進行 「エディボシ☆」    「それではこれより、南軽井沢支所『エディボシ☆』第〇回会合を執り行う!」 ―――パチパチパチ エディ「だが諸君、その前に一つ言っておくことがある」 進行 「なんですか、隊長?」 エディ「違うぞ、私は隊長ではない。それに名前も間違っている!エディではなくヘッドだ!     ってことで、司書の中山君。私の名前はちゃんと直しておくように」 中山君(コクリ) ヘッド「うむ、よろしい。     では諸君。さっそく第〇回会合の議題であるが・・・」 ―――シーン ヘッド「なぜこの場に、進行の君と、司書の田中君しかいないんだ?」 進行 「それがヘッド。みんな病欠とか、用事だとかで全くきませんでした」 ヘッド「なっ!なに!この『エデイボシ☆』の記念ある第〇回会合を欠席だと!     どういうことなんだ、ヴァンシュタイン」 進行 「ヴァンシュタイン?」 ヘッド「今、即興で思いついた君の名前」 ヴァン(なんで、一々面倒なあだ名をつけてるんだ、この人は・・・)    「はいはい、私の名前はヴァンシュタインですね」 ヘッド「うむ、それでヴァンよ。なぜこの会合のメンバーが集まっていないのだ?     イルグニードはどうした。ベイルハルトはどうした?レーテンベルクはどうした?」 ヴァン(ウワー、よくそんな覚えにくい名前を連発できるな)    「それが、中島の奴は・・・」 ヘッド「愚か者、本名で言ってどうする!」 ヴァン「・・・イグニールの奴はバイトで、ベイルハルトは風邪をこじらせて、熱が40度近く出ているそうです」 ヘッド「何ということだ。バイトなら仕方がないか。だが、ベイルハルトの熱が40だと!奴は、インフルにでもなったのか!」 ヴァン「かもしれませんね」 ヘッド「仕方がない。ではベルイハルトには、見舞いに花束でも贈っておいてくれ」 ヴァン「それはいいですが、花代はだれが出すんです?」 ヘッド「愚か者、それはこの栄えある『エディボシ☆』の秘密銀行口座より支出する」 ヴァン「つまり、ヘッドの財布ってことですね」 ヘッド「バカ者!秘密銀行口座といった方がかっこいいのに、なぜそんな夢も希望もない言葉で表すのだ」 ヴァン(俺は事実を言っただけなのに・・・なんて面倒くさい人だ)    「ハイハイ、では秘密口座から支出ですね」 ヘッド「ハイは一度でいいぞ、ヴァン」 ヴァン「ハイ」 ヘッド「それで、あとレーテンベルクの奴はなぜ欠席したのだ」 ヴァン「それが何でも三次元生物とデートになったとのことです」 ヘッド「な、なに!奴が三次元生物とデートだと!そんなバカなことが!     奴は、二次元の世界の住人にしか興味がなかったのではないか!」 ヴァン「それが何でも、最近急に同じ世界の話で意気投合する彼女ができたと言ってましたよ」 ヘッド「な、なに!う、うらやま・・・愚か者め!     よりによって三次元生物にうつつを抜かすなど、奴はこのオタク集団『エディボシ☆』をなんと心得る!」 ヴァン(ウワー、今まで散々恰好つけてきたのに、ついにオタク集団ってばらしちゃったよこの人) ヘッド「クッ、クウ。いいもん。レーテンベルの奴なんて絶交だ」 ヴァン(頼むから、鼻水たらして泣かないでくれ〜) イブロ「まあ、ヘッド。ぐれるのはそのぐらいにしたらいかが」 ヘッド「ハッ、イブローニュ!     そうだったな。この『エディボシ☆』唯一の女会員である君が私にはいたんだな」 イブロ「ええ、確かにいます。     でも、ワタシも三次元生物のヘッドには興味がありませんから」 ヘッド(バタリッ) ヴァン(あ、ヘッドが倒れた) イブロ「さて、ヘッドもおかしくなったことだし、いい加減にこのつまらない会合も終わりにしましょう」 ヴァン「そうですね。ということで、みんな解散だ」 ―――こうして、宇宙のどこかで開かれているハズ(!?)の意味不明な『エディボシ☆』の会合は終わりを迎えた。 (次回へ続・・・かない)